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![]() [メールフォーム] [更新履歴] 続編: [些細な出来事なのダ]
[些細な出来事なのダ] に続く...
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![]() 2004年12月20日 ご存知の通り、入院1日目。 YUKO は一度自宅に帰り、入院用具を持って戻ってきた。ついでに私の「人間ドックの結果」が書かれた書類も持ってきてもらい、病院側に渡す。この書類には一昨年(2002年)と昨年(2003年)の検査結果が記載されていた。今後の治療の役に立つだろう。。。 と思っていたら後に、私の想像以上に大きな意味を持つことになる。 なお今日はいくつか検査があった。ただこの検査の結果が後々役に立ったのかどうか不明である。血液検査もやった。この血液検査はその後も定期的に行われた。 依然として歯ぐきの腫れた箇所は痛い。風邪だか何だか分からない「だるさ」も取れず。 今日退院できるということは、もちろん無い!! 夜、M歯科医院の M先生が様子を見に来てくれた。M先生はこの後も、毎日のように来てくださった(感謝)。 2004年12月21日 入院2日目。 今日も検査があった。「歯ぐきの痛み」と「だるさ」は相変わらずだが、身体の方はまだ体力が残っていた。階段の上り下り(5階分)も OK である(息切れはしたが)。 午後、主治医の先生から血液検査の結果を知らされる。先生には「人間ドックの結果」を渡していたので、その頃の血液状態も含め一緒に説明してくれる。 まず「人間ドックの結果」について、気になる点から。白血球数が 一昨年 : 5800個/μl → 昨年 : 2900個/μl に半減していることを指摘される。ちなみに正常値は 4000〜9000個/μl である。 知らなかった!! 結果をきちんと見ていない証拠である。 オマケに昨年の結果の(白血球数の欄には)「半年後に再検査すること」、と書いてある。 やってない!! 人間ドックがまったく意味を成してないではないか。 そして今回(入院後)の結果。 1200個/μl ガ〜〜〜ン!! 本来ならば、このようにショックを受けて当然なのだろう。しかしなぜかあまり強い衝撃は受けなかった。次のような会話を YUKO と交わしたほどだ。 「もしかして白血病かもね。ハハハハ」と私。 「冗談言わないでヨ」と YUKO。 まったくバカである。多分、体調が回復すれば増えてくるものだと思ってたのだろう。 その後、「もう少し様子を見てみましょう」ということで、本日の退院は無くなった。残念!? 2004年12月22日 入院3日目。 朝、前にも書いたように「血のヨダレ」によって、歯ぐきの痛みがかなり弱まる。しかし「だるさ」は変わらず。 ところで今日は先生方の回診がある。「白い巨塔」のように複数の先生が病室までやってきた。白血球が極端に減るという、めずらしい症状に先生は興味津々。でも、それによって何か処置をしてくれるということはなかった。 なお今日は「当初の 2,3日間入院する」という予定のリミットである。 しかし退院できず。。 2004年12月23日 入院4日目。 少し「だるさ」が強くなってきたような気がする。 今日も退院できず。。。 2004年12月24日 入院5日目。 とうとうクリスマスイブになってしまった。病院食のトレイに「クリスマスカード」が載ってくる。 本来ならば「限定ワイン」を飲んでいたはずなのに!! 悲しい。。。 しかしその後、待望の返事が返ってきた。「明日、退院できますヨ」 「だるさ」がますます強くなっているにも関わらず、私は非常に喜んだ。それほど病院生活がイヤだったのだ。 これで年賀状も作れるし、おせちも喰える。体調が戻ったら、正月に讃岐にも行こう!! 夕方になって、M先生が様子を見に来る。私は先生に「明日、退院できることになりました」と喜びの報告。 それに対し、先生の顔が急に険しくなる。先程までニコニコされていたのに、予想外の反応だ。そして先生は「ちょっと待ってくれ」と言い残し、病室を出て行った。 実はこれが、私の生死を分けた一瞬である!!!!! M先生は私の白血球数を知っていた。「白血球数が少ないのに退院させるとは、どういうことだ」ということで、主治医の先生に掛け合いに行ってくれたのだ。 そしてしばらくすると、主治医の先生とともに戻ってきた。 主治医の先生は一言 「明日の朝、転院してください」 → 続く。。。 2004年12月24日(続き) 転院先は「HS病院」。その病院には、HI病院 には無い「血液内科」がある。 明日を逃すと HS病院が年末年始休暇に入るので、正月明けにならないと入院できないそうだ。たまたま病室にも「空き」があり、AM11:00 には検査もしてもらえるとのこと。それまでに移ってほしいそうだ。 何か納得いかないが、承諾した。 当然、「正月前に転院できたことは幸運だった」と思うこともなかった。 そしてただ 「北の漁師膳が遠のいていく〜〜〜」 と考えるのみであった。 ちなみに最新の血液検査では、白血球数が 900個/μl だったそうである。 白血球は歯ぐきが腫れる等の感染症が起きると、数が増える。すなわち本来は 900 個/μl なのであるが、以前は歯ぐきが感染していたので 1200 個/μl まで上がっていたみたい。 2004年12月25日 朝、HI病院を退院する準備。このまま自宅に帰れないのがツライところ。転院のショックが重なったのか、だるさが一層増している。 YUKO と一緒に病室を出て、精算のカウンタへ。そして YUKO が入院費の支払いを済ませている間、じっと待っていた。 遅い!! 事務のおばちゃんの手際が非常に悪いのだ。おまけにあまりに遅いので聞きに行ったら、処理は終わっているのでもう帰っていいとのこと。そういうことは、きちんと言えっちゅうの(怒)。 だるさを通り越して、身体がきつくなってきた。もうヘロヘロ。 その後、YUKO の運転で HS病院に向かう。 到着して入院手続きを済ませた後、病室に案内された。そこは。。。 → 以後、5. に続く。。。
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