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続編:
[些細な出来事なのダ]


1.  はじめに
2.  入院までの道のり
3.  HI病院 の住み心地
4.  入院その後、そして。。
5.  告知
6.  寛解導入療法
7.  お見舞いアリガトウ
8.  地固め療法
9.  福岡西方沖地震
10.  ダブル入院!?
11.  クリーンルームの住民
12.  再び「無菌室」へ
13.  退院へ
14.  一般病室のこと
15.  入院中に買ったモノ
16.  退院!!
17.  自宅療養
18.  復職後
19.  2006年の出来事
[1][2][3][4]
20.  2007年の出来事
[1][2][3][4]
21.  2008年の出来事
[1][2][3][4]
22.  2009年の出来事
[1][2][3][4]
23.  2010年の出来事
[1][2]
24.  あとがき

[些細な出来事なのダ]
に続く...


[ 番外編 ]
-  私も入院したのダ -
by YUKO

1.  入院
2.  眠れぬ病室の夜
3.  治療前の事
4.  闘病仲間
5.  その後
6.  洗濯 & HS温泉
7.  退院までのこと



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11. クリーンルームの住民

前にも書いたが、私が入っているクリーンルームは二人部屋である。そのうち私はずっとココにいたが、もう一人は結構頻繁に交代していた。そこでこのもう一人の住民について、時系列で記述することにする。

IB氏(50歳代ぐらい)
何となく閉鎖的な人。とにかくイビキが異常にデカイ。デカ過ぎる!! それに比べれば、私のイビキなんか寝息程度だ(言いすぎ)。
私は看護婦さんに言って睡眠安定剤をもらった。それでも、いったん夜に起きてしまうと眠れなくなる。完全に寝不足だ。寛解導入療法の時期の一番身体がきつい頃だったので、シャレにならない。
とりあえず、夜に起きてしまった時は、看護婦さんにIB氏を起こしてもらうことになった。しかしIB氏はまたすぐに寝てしまうので、あまり解決にならず!!
ある夜、私はついに緊急避難することになった。避難先は懐かしの「無菌室」だ。私はクリーンルームにいるので、それと同等かそれ以上にクリーンな部屋となると、無菌室しか空いてなかった。無菌室も快適なわけではないが、ココよりずっと良い。
なお次の日からは、なぜかIB氏の方が毎夜無菌室に泊まるパターンに変わっていた。看護婦さんがIB氏をどのように説得したのかは、知らないが。。。
このIB氏の無菌室宿泊は1週間ぐらい続いた。そしてその後、個室のクリーンルーム(というのがあるらしい)に移っていった。

KW氏(70歳代ぐらい)
職業は歯医者さん(過去形?)。M歯科医院の M先生といい、どうも私は歯科医に縁があるらしい。私がこの部屋の中で、一番仲良かった人!!
人としゃべることが大好きで、しょっちゅうロビーに行っているようだ。このロビーは談話室の役目もしている。ちなみにそこでは、いつも話の中心にいた。
また年齢が高いにも関わらず(失礼)、パソコンやデジタル家電好き!! ただ難点は、自分のベット上では独り言が多いこと。
クリーンルームを出た後は、同じ階の一般病室に入った。ロビーで良く会うので、ちょくちょく会話をする関係が続く。
彼は2005年7月末に退院。その直前、退院の挨拶に来られた。

OT氏(50歳代ぐらい)
このクリーンルームに入ってきた時は既にかなり調子が悪かった。酸素吸入の音が聞こえる。1日ぐらい滞在して、その後もっとクリーンな部屋("個室のクリーンルーム" or "無菌室")に移っていった。。。

NK氏(60歳代ぐらい)
物静かな人。といっても非社交的というわけでは無く、私やYUKOとは、結構会話をしていた。私がこのクリーンルームで気に入ってた数少ない人の一人。病気のせいでトイレが非常に近くなった時期があり、夜は尿瓶を使うので、匂いが気になった。
なおこのNK氏は、このクリーンルームから直接退院。その後、YUKO は外来で一度会ったことがあるそうである。

SO氏(40歳代ぐらい)
数々の奇癖を持ち、不可解な行動を取り続けた人。本当に怖かった!!
思い出したくないので、これ以上書かない。。。 なおこの時も1泊「無菌室」のお世話になった。
彼は数日後、"個室のクリーンルーム" に移動。

TB氏(70歳代ぐらい)
タバコ臭い!! HS病院は、私の入院途中に完全禁煙になった。といっても、やはり非公式に入院患者用の喫煙所が存在する。
TB氏は完全禁煙の後に入ってきたので、ソコで吸っているようである。別にクリーンルームの中で喫煙しているわけでは無いが、彼の服などに付いた臭いは消えるものではない。一度臭すぎた時は、看護婦さんに病室内に消臭スプレーを撒いてもらった。
数日後に一般病室に移動。

SK氏(50歳代ぐらい)
とても非社交的な人。奥さんはほぼ毎日それも長時間 "見舞い" にくるのだが、この人も非常に非社交的だ!! この夫婦は互いに(悪い意味で)依存し合っているみたいである。
SK氏はピチャクチャ音を立ててモノを食べるので、とても耳障り。仕方が無いので私は食事時間中、ヘッドホンでラジオを聴くことによって、対処することにした。
またSK氏の奥さんの方はというと、ずっと風邪を引いてて頻繁に咳をするにも関わらず、マスクもせずに長時間居座っている。風邪がうつるではないか!! こちらは白血球が少ないので、感染したら大変なんだゾ。
その上、看護婦さんに言ってもらったり私が怒鳴ったりしたら、マスクを着用してくれるのだが、三日坊主ですぐに外してしまうノダ。それでとうとう、夫(SK氏)にうつしてしまったようである。にも関わらず、夫は何も言わない。どうしてそこまで平気でいられるのかが、とっても不思議。。。
ちなみにこのSK氏も、このクリーンルームから直接退院。
と思ったら、数ヵ月後に再入院したらしい(YUKO情報)。その時期、私は無菌室で出入り禁止だったので、直接は見ていないのだが。。。 しかしSK氏はその後、病室を転々とした後、(私の)隣の無菌室に入ってきた。同室というわけではないが、出入り口が開放されているので声などが聞こえる。精神的にいい気分では無い!!

SM氏(60歳代ぐらい)
この人もタバコを吸う。おまけにクーラーが効き過ぎて寒い、などと言い出す。私としては長期間ココに住んでいるので、最適な温度調整をしているつもりだ。しかし "タコなエアコンのリクツ" (前述) を理解できない看護婦さんは、「寒すぎる」というリクエストに素直に答え、設定温度を上げてしまう。私の意向などまったく聞かないで。。。
当然私は「タバコの臭いを我慢する」に加え、「室温に関して我慢する」ことまで強いられることになる。それに対して、SM氏は自分の我を通しているのだ!!
さらにSM氏は多くの時間をロビーで過ごしたり、タバコを吸いに行ったりしている。つまりクリーンルームにいる時間が短い。それによりSM氏自身が感染するのは一向に構わないのだが、さらに私にうつったらどうするんだヨ!! 彼もクリーンルームに入るぐらいだから、白血球は少ないはずである。それなのに自分の病気に対する意識が低すぎる。
結局、同室の人は4人連続でハズレだ!!
他の要因もあり、さすがの私も感情的になった。必要以上に看護婦さんに強く言ってしまう!! SM氏が入った翌日、婦長さんの勧めもあって、私は「無菌室」に移ることにした(6月24日)
SM氏よ、バイバイ。。。


追記1)
私のクリーンルームのある階は、年寄りの患者が多い。そのせいかマナーを知らない輩が多すぎる!! 特にトイレの使い方が悪い。ヨゴしても全然平気なのだ。不愉快な思いは数知れず。。。 それよりも何も、ソレが原因で感染したらどうしてくれるんダ!!

ちなみにこの階は、血液内科と泌尿器科の患者が入院している。このうち泌尿器科患者が鈍感なのはまだ分かる。しかし血液内科の患者にもマナーがなってない人がたくさんいるのは、どういうことなんだ。この科の患者は白血球が少ない人が多い。自分で自分の首を絞めているんだゾ!!
もっと自覚を持ってもらいたいものだ。。。

無菌室の時は良かったナ。部屋にトイレが付いているので自分専用だ。(トイレが)別室になっているわけではないので、ちょっと難もあるが。しかし汚い共同トイレよりは、よっぽどマシである!!
特に6月24日からの無菌室入りの際は、本当にそう思ったヨ。


追記2)
HS病院の看護婦さんは若くて綺麗な人が多い。福岡市および近郊の病院には幾つも行ったことがあるが、ピカ一である。これはラッキーなことであった!!


追記3)
病室の前には入院患者のネームプレートが貼ってある。HS病院の場合、そのネームプレートの横に "一色だけの小プレート" が貼られていたりする(無い人もいる)。小プレートの種類は "無し"、"黄色"、"赤" の3通りだ。
この意味を訊いたことはないが、何となく分かるヨネ!! YUKO は看護婦さんに訊いてみたらしいが、本当のことを話してくれなかったそう。なお途中で種類が変わる人もいるようだ。
ちなみに私は常に "黄色"。。。




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