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[些細な出来事なのダ] に続く...
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[ 番外編 ]
◆◇◆◇ 私も入院したのダ ◆◇◆◇
by YUKO
6. 洗濯 & HS温泉 私が入院した2005年6月中旬、とても暑かった日々。 入院したときに一番心配だったのは洗濯だった。先輩患者の旦那の洗濯物だ。 今までは汚れたのをもって帰り、「除菌が出来る洗剤」にさらに酵素漂白剤を追加し、洗濯。さらに乾燥機でカリカリになるまであっためた後、アルコールで拭いたテーブルの上でたたんでいた。そしてこれを「洗濯した巾着袋(=洗濯物入れ)」に入れ、病院に持って行くのが私の日課だった。 看護婦さんによってはそこまでしなくてもという人もいたけど、旦那が感染するのが嫌だったのだ。 しかしわたしの入院によって、それが不可能となってしまう。 第一、ウイルス感染患者が洗濯物に触って良い訳ない。旦那に言うと「自分でできる」と言っていた(コインランドリーの設備があるのだ)。 しかしそのとき旦那は白血球数が上がらず停滞して感染しやすい時期だ。それなのに洗濯物干し場は、鳩君のコロニーが良く見えるベランダなのだ。それはいかん、鳥糞カビ、もしくは鳥インフルエンザの危険でいっぱいだ。 そこでお見舞いに来てくださった婦長さんに洗濯物のことを相談すると、
良かった、助かったよ・・・ 旦那の洗濯物問題はこれで解決したのだった。結局、利用したのは1回だけだったけどね。 さてそっちの心配がなくなるととたん、自分の方が気になる。 最低限しか着替えがないのに病室はとても暑い。血液内科ではそんな事は感じたことが無かったが、一般の病棟はとても暑かった。 すぐ窓際の人が窓を開けてしまうのだ。その人にとっては、冷房の温度が低過ぎたのかもしれないが。そうすると、廊下側に寝ている私の真上にあるエアコンの噴出し口から、冷気は直接窓の外へむけて出て行ってしまう。私は冷気の恩恵に預かれないのであった。 病院の着替えは7日で3枚貸してもらえるのだが、初日でもう汗びっしょり。翌日は汗臭い。こんなににおう自分は久しぶりである。青春時代、部活をしてた頃のようだ。 汚れた衣服はコインランドリーで洗濯し、乾燥機で乾かすようにした。あまりためないようにしないと、枚数がないのですぐに無くなってしまう。 服だけではない。頭もにおう。先見の明で入院する日の朝、シャワーで一応体を洗っていたのだが、そんな効果はすぐに無くなる。くさい自分が嫌になってきた。 これでも熱がかなりあったので、新陳代謝が少なく、まだましな方だったのであろう。 入院翌日、検温のときに
熱が下がって、いろんな検査結果が出てからじゃないと駄目らしい。 入院していて何が辛いってこれが一番嫌だったな・・・ しかしあるとき、看護婦さんがすごいことを教えてくれた。
私は早速確かめに行ってみた。 おおぅ! 大浴場ではないか! びば、ノンノンだ。 頭などの洗い場のシャワーも3つあり、浴槽の中に手すりのついた階段もある、かなり広いお風呂だ。おまけに窓は透明ガラスで、目隠し無しだ・・・・ ま、高い階だし、向いは廃ビルの鳩コロニーしかないしな・・。 女湯ゆーても患者しか入んないし・・・ 見晴らしよくて良いかも〜 これは嬉しい驚きだ。早く熱を下げてお湯につかるべく、それから私は検温のたびに、「お風呂は?」「お風呂は?」と繰り返すのだった。看護婦さんごめんなさい・・・ そのせいか、入院3日目、初お風呂。 喜びはひとしおであった。しかも一番風呂だった(?)為、まだ太陽は高く、またすぐ汗みどろになったのでした・・・ それからは毎日いちばん風呂に入る。昼食の直前か直後に行っていたのだが、一緒に入る人は殆どいなかったので、貸しきり状態。はぁ〜、びばノンノン。
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