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![]() [メールフォーム] [更新履歴] 続編: [些細な出来事なのダ]
[些細な出来事なのダ] に続く...
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![]() [前知識] 完治のこと 前に、骨髄穿刺(マルク)の遺伝子レベルでの結果が陰性の場合を完全寛解と言う、と述べた。この陰性とは、骨髄液内に白血病細胞が見つからなかったということである。 しかしこれは、あくまでも現在の医学では「見つからなかった」だけだ。検査には測定限度というものがあるため、それより細かい範囲で白血病細胞が存在する可能性は残る。すなわち現時点では、白血病細胞がゼロ個になったかどうか調べることは出来ないのだ。 ちなみに白血病細胞はゼロ個にならない限り、白血病が再発する可能性がある。そしてこの可能性がある限り、それは完治では無い。 では、白血病には完治という言葉は無いのか? 実は白血病は「寛解後療法」後、年を経るとともに再発率が下がってくるのである。5年も経てば、ほとんど再発しなくなるのだ。そこで通常、5年を目処に「完治」したということにしている。 すなわち便宜上の「完治」である。 なおこのことは、「白血病は退院しても治療完了とはならない」ことを意味する。少なくても完治までの間、再発していないかどうか検査する必要があるのである。この「再発していないかどうか」を検査する方法が血液検査、つまり採血だ。 というわけで、退院後も採血のために「通院」しなければならないことになる。 また白血病細胞を考慮に入れなかったとしても、退院の時点で身体が万全になっているわけではない。つまりそれらの治療のためには、薬を投与し続ける必要がある。この薬は通常、内服薬なので、コレを飲み続けることになるのだ。 ということで、この内服薬を受け取りにいくためにも、通院は必要である。 ◎ 地固め療法 4回目
8月11日、前にも述べたが白血球数が 2000個/μl を超えた。他の血球も問題ない!! ということで、1週間後ぐらいに <<< 退院 >>> 出来ることになったノダ!!!!! タイインだよ。たいいん!! もう病室で過ごさなくてもいいんだよ。 ヤッター、やったー。ヨカッタ、よかったーーー 嬉しい限りである!!! なお今後のスケジュールは次の通り。
このうち、「退院前の処置」は「一般病室」で行うとのこと。つまり「無菌室」→「一般病室」に引っ越すことになる。個室では無くなるので、ちょっと不安。。。 「あと1週間ぐらいなんだから、無菌室に居させてくれればいいのに!!」というのが実感である。 8月12日の朝、「中心静脈カテーテル」を外す。 もう二度と刺すことは無いはずである(希望) ちなみに骨髄穿刺(マルク)は外泊後ということに。やっと4回に渡る地固め療法が終わった。。。 なお「中心静脈カテーテル」を外して数時間後、今から一般病室に移ってくれとのこと。荷物が多いので、結構大変!! ◎ 外泊 5回目 (8月13日 - 8月15日) いつものとおり朝9時頃、帰宅。微熱があるので、夕方近くまで寝たり起きたりを繰り返す。 夕方になると熱も下がってきたので、ノートPCにソフトをいくつかインストール。ナンダカンダで外泊2日目の午前まで掛かった。 午後からは、TVアンテナコードを「タイマウント」と「ケーブルタイ」で固定する。外泊 3回目でTVアンテナコードを設置したことについて前述したが、実はこの時に行ったのは「仮設置」なのであった。固定していたわけではなかったので、みっともなかったノダ!! この作業は外泊3日目の午前中に完了。午後からはノンビリ過ごす。 なお外泊3日目の夜、8時ぐらいに病院に戻った。 ◎ 退院前の処置 (8月16日 - 8月19日) 8月16日の朝、採血をする。白血球:微増、赤血球:微減、血小板:増加、といった結果。血小板はかなり正常値に近づいたが、後はまだまだ少ない。赤血球が少ないので、時々貧血状態になるのは困ったもんだ。 午後から骨髄穿刺(マルク)。結果が出るのは週末の模様。 8月17日の朝から "懐かし" の「ベサノイド(ATRA)」を再び飲み始める。「寛解導入療法」時にずっと内服していた薬。 今後、3ヶ月を1サイクル、1サイクルのうち2週間というペースで「ベサノイド」を飲み続けることになる。これを2年間続ける予定だ!! 私は「維持強化療法」をしないので、その代わりとのこと。結構、先が長い。。。 実は「退院前の処置」の主目的は、ベサノイドを飲んで副作用が出るかどうかのチェックなのである。数日間飲んで問題が無ければ退院となる!! なお17日夕方ぐらいから頭痛が起きるようになった。少し微熱も!! もしかして副作用か? それとも同室の住民から受けるストレス!? 良く分からない。とりあえず頭痛薬(ロキソニン)をもらって飲んだら和らいできた。 ちなみにこのうち微熱の方は、退院間際になってほぼ治まる。しかし頭痛は退院時になっても直らなかった。ただ幸いなことに他の副作用らしきものは出てない!! 18日には K先生による回診あり。明日採血するとのこと。また同じく明日にはマルクの結果も出るでしょう、と言われる。 そして採血&マルクの検査結果が良ければ週末、退院しても良いということだった。 私は K先生に「週末って何曜日ですか?」と尋ねた。K先生からは「明日(金曜日)でもいいですよ」という返事。私は「では明日にしてください!!」と即答。 やっと明確な退院(予定)日が決定したノダ!! ウレシイーーー ちなみに通院は大体、2週間毎にすれば良いそうである。思ったより少なくてよかった。 ということで、2週間分の内服薬(ベサノイド含む)をもらう。量が多い!! ついでに鎮痛剤(ロキソニン)も大量にもらった。 なお明日(19日)の朝10時頃には、K先生によるカンファレンスがある。この場合のカンファレンスとは、医師が患者本人および家族に対して色々説明してくれること。具体的には「採血&マルクの検査結果」「退院後の注意点」「通院について」などの話がある。 そして8月19日の朝、一応退院予定日だ。採血も完了。 朝食後「退院の準備でもしようかな?」とも思ったが、退院が延びたら無駄なのでヤメた。9時半ぐらいには YUKO も到着。 ナンダカンダで10時になった。いよいよカンファレンスの時間である。 → 以後、16. に続く。。。
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